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「魍魎戦記MADARA」
あらすじ:物語の主人公マダラは、生まれたばかりのとき魍鬼達に身体を奪われてしまう。
失った身体を取り戻すには魍鬼を一匹ずつ倒していかなくてはならないことを知り、
足りない部位をギミックで補い魍鬼退治の旅に出る。
1989年8月30日 初版 発行所:角川書店 著者:田島昭宇・大塚英志 ゲーム雑誌「マル勝ファミコン」
[概要]
ゲーム雑誌に載ってた漫画。コミックスは左開きで若干読みにくいのがやや難。
ストーリー的にはRPGを前提に作ってるのでゲーマー向け。
ファミコン&スーパーファミコンで同名のゲームが出ている。
体を奪われるという元ネタは映画化もした「どろろ」から。
魂の転生をテーマの1つとしているため、様々な時代に108回転生を繰り返し戦い続ける運命にある。
いろいろなメディアに派生しており、それを含め108回の転生としている模様。
田島氏以外とも提携しているが、未完の作品が多い。
小説「僕は天使の羽を踏まない」で一応の完結をしたようだが、いろいろ回収仕切れてない問題作でもある。
著者はこちらも問題作「多重人格探偵サイコ」の原作&作画のコンビ。
全体を通してマダラシリーズといわれており、1~4巻は「はじまりの大陸」「壱」と称される。
[キャラクター]
摩陀羅(マダラ)
光の皇子。はじまりの大陸が舞台の主人公。父ミロクの手で8つのチャクラを魔物の王である八大将軍に捧げられたため、肉体を補うために古代文明のテクノロジーによる隠し武器が仕込まれた義肢ギミックを装着されている。八大将軍を倒しチャクラを取り戻すたびに強大な霊力を発揮するようになり、最後にはミロクを取り込んだ影王をも倒す。全てを取り戻した摩陀羅は神の国への「アガルタの門」の前に立つが、神になるのを望まず、クサナギの剣で門を破壊する。しかしそのためミロクが復活し、時空を越え逃げたミロクを追いかけるため、仲間達の前で来世へと旅立った。
影王摩陀羅(カゲオウマダラ)
摩陀羅の対となる双子の兄で、父親殺しの業を背負う闇の皇子。生まれたときから弟に全てのチャクラを持っていかれたためにヒルコとして生まれる。そのため、体を補うために八大将軍の最高格である蛇蝎神ヒョウブと合体している。見た目は摩陀羅と瓜二つだが冷酷な性格をしており、あらゆるものを食らうヒョウブを自在に肉体から出現させる。額にはヒョウブが摩陀羅から奪ったチャクラの紋章が浮かび上がっている。「魔界三人衆」として魔物達の上に君臨している。
摩陀羅と同格である影王もまた麒麟を欲し、彼女を連れ去るが、結局は解放する。最後には、父ミロクをヒョウブの力で吸収し摩陀羅に挑むが敗れる。
麒麟(キリン)
摩陀羅を庇護する妣の化身。ときには摩陀羅を生み出す存在となることもある。本作では、姉妹のような存在。
夏凰翔(カオス)
真王摩陀羅の眷属である青の戦士。左半身は生体ギミックであり、掌妙剄の達人。摩陀羅が旅立った後 、千年王国の王となる。その後、龍鬼に王位を譲り、妻の邪魅羅と共に摩陀羅を探す(転生の秘術を探す)旅に出る。真の名はギルガメッシュ。
聖神邪(セイシンジャ)
真王摩陀羅の眷属である赤の戦士であり、それと同時に真王殺しの宿業を背負う者。掌妙剄と霊妙剣の達人。後にアガルタの魔に魅入られた夏凰翔の魂を浄化する為、親友殺しの業をも背負うこととなる。真の名はゲド・ユダヤ。
弥勒帝(ミロクてい)
開耶(サクヤ)
続編もたくさんあったが、やっぱりこれが一番面白い。これがなきゃ続編もありえない!!
当時、転生とか特別な存在という英雄奇譚が流行ってた気がする。
雑誌で見ることはできなかったのが悔やまれる。
続編との絵の差が激しいのも楽しみの一つ(笑)。
後ろの設定資料が異常なほど詳しい。さすがゲーム化が目的の漫画だ。
そして主人公よりも、カオスやユダヤが人気だった。
ちなみに仏教には弥勒菩薩とかマダラ神もいる。元ネタもここからだろう。
壱は仏教世界がかなり反映されている。曼荼羅もよく出てる。
中古本屋ではよく見かけるが、かなり古いため、損傷が激しい。
OVA化もされたが、かなりスト-リーを削っていて、非常に残念だった。
今後、できればシリーズをきちんと完結してほしいけど完結してほしくないという微妙な思いが
いつまでも残る…。